いちごいちえ

春だから。
いちごが安かった。

春だから。
いちごのババロアを作ろうとおもって
生クリームとかいろいろかごに入れたら
意外に高くつきそうで
安いプリンミックスを使ってプリンを作った。


智頭のクレージュのプリンの瓶に作った。

これはもったいなくて洗ってとっておいたプリンの瓶。

知り合って間もない友達が
秋の個展で「ともみちゃんこれ食べて」って
山道迷いながら運転して差し入れしてくれたプリンの瓶。

あれは紅葉の少し前の日だった。



いちごは安かったし。
ミックスは簡単だったし。
今日のプリンは
たいしたことないプリンなんだよ。


でもおいしそうだよ。
この瓶のおかげだよ。


なんだろう。
あの秋の日の「うれしい」がこの春またよみがえった。

冬をこえて春になるというのに

私の手元に「うれしい」がよみがえった。
私の手元で「おいしい」になった。

幸せな瞬間はこういうときに訪れる。


モノは時に無意味とさえ思う。
こわれてしまえばなくなるから。
いらなくなればゴミになるから。
でもそこにある
ヒトのキモチとかが吹き込まれたモノは
大事なモノになっている。
いらなくなんてならない。
キモチはゴミにならない。

キモチはなくなったりしない。


いちごがおいしい春です。

今日の日までの一期一会にありがとう。
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by tomomixphoto | 2008-03-05 01:15